多結晶の弾性率から多結晶内の結晶粒間の弾性相互作用を考慮して単結晶の弾性率を決定することが可能なinverse Self-consistent (iSC) 近似およびinverse Voigt-Reuss-Hill (iVRH) 近似を押出加工を施した純Mgの多結晶材料に適用し、それらの近似法の単結晶弾性率の決定精度を明らかにした。さらに、単結晶の育成が困難なMg-3 mass% Zn-1 mass% Al合金の多結晶材料にiSC近似を適用し、その単結晶弾性率を決定した。加えて、Mg-44 mass% Al合金 (Al12Mg17化合物相)の単結晶を育成し、その弾性特性を明らかにした。
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