アンジェルマン症候群は、重篤な発達遅滞を伴う先天性疾患であり、その原因遺伝子と発病に至る染色体や遺伝子の異常は既に知られている。一方で分子レベルの病理解析は送れている。この疾患の病態は重篤であり、少しでも効果的な治療が行えれば患者と家族のQOL向上が大いに見込める状況にある。本研究は分子レベルの病理機構を解明を最終目標として、大気圧走査電子顕微鏡(ASEM)を用いた実験系の構築を目指した。 ASEMを用いて、神経の微細構造を観察するために染色条件を検討した結果、一定の観察系を構築できた(発表済み)。更にこの観察に適した病理モデルマウスを遺伝子改変にて作製している。
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