研究課題
挑戦的萌芽研究
不安状態は環境によって大きく変化する。不安制御に関与すると注目される皮質下の神経核の一つが、扁桃体延長部(extended amygdala)の分界条床核(BNST)および扁桃体中心核(CeA)である。これらの領域の活動や、その変化を支える分子機構を解明することは、病的不安の病態理解において必須である。本研究では、独自に見出した分子マーカーを用いて、これらの領域の解剖学的検討を進めると共に、特定神経細胞活動を操作、計測する技術を開発し、不安行動との関係を検討した。
分子神経科学