研究課題
挑戦的萌芽研究
生物が生存する環境は常に変動している。通常、その変化は僅かなものであるので、それを意識することはないが、そのような低いレベルでのストレスが生物機能の維持、生物の生存に重要な役割を果たす可能性を明らかにすることを目的として研究を行った。分裂酵母変異株ライブラリーをスクリーニングし、強い熱ストレスには野生型同様抵抗性を示すが、弱い熱ストレスには感受性を示す変異株を得て、その責任変異遺伝子を同定した。このことは、弱いストレスに特異的に反応するストレス応答経路の存在を示唆する。
分子生物学、遺伝学、腫瘍学