研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究では、まず、線虫Caenorhabditis elegansとその近縁種であるPristionchus pacificusを用い、『進化細胞生物学 (Evolutionary Cell Biology)』という新しい視点に立った実験系を構築した。C. elegansとP. pacificusの初期胚における微小管およびアクチン動態を蛍光タンパク質で可視化しライブイメージング観察することにより、これらの2種の線虫間には、微小管の形成・分解制御のタイミングに相違があり、その結果、初期胚における紡錘体の挙動や細胞極性確立メカニズムに顕著な引き起こされていることが示唆された。
細胞生物学