研究課題
挑戦的萌芽研究
原始紅藻シゾンを材料に、植物の光環境応答に関連したヒストン修飾について研究した。特異的抗体を用いた解析により、ヒストンH3におけるK4メチル化およびK9アセチル化の検出に成功し、これら修飾がそれぞれ細胞周期のS期、M期で蓄積することを証明した。シゾン細胞からのヒストン抽出条件を確立し、MS解析への道をひらくと共に、植物における光形態形成シグナル伝達因子DET1およびCOP1遺伝子が明暗変化に伴う転写活性調節に関わる可能性を示した。
分子遺伝学、微生物学、進化細胞生物学