琵琶湖北湖の定点(水深90m)において、0-30mと60-90mからDaphniaを採取し、体躯、腸管、排泄物に分けてその細菌組成を調べた。全ての試料から全DNAを抽出し、古細菌および真正細菌の16S rDNA V4領域を標的として2-step PCRによりライブラリーを作成した。全ての試料からGenusレベルで150以上のOTUが検出され、Daphnia体内外の細菌群集組成は極めて高い多様性を示すことが分かった。古細菌は検出されず、メタン酸化細菌との関連は示せなかった。Orderレベルでクラスター解析した結果、体躯、腸管、排泄物に関連した細菌組成はそれぞれ特徴的な組成を示すことが分かった。
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