研究成果の概要 |
カテキンオリゴマーから成るプロアントシアニジン(PA)のin vitroでの細胞増殖促進作用をin vivo で検証すべく、ラット部分切切除肝再生モデルを用いてPAの反復経口投与の影響を検討したが、正常ラットおよびストレプトゾトシン糖尿病ラットのいずれにおいてもPAによる有意な影響は検出されなかった。PAを構成するカテキンオリゴマーの消化管からの吸収性が低いことから,腸内細菌叢に対する影響に焦点を移し,マウスを用いてエクオール産生菌に対する影響を調べたが、PAの有意な影響は検出できなかった。今後は、摘出臓器での影響を検討していく。
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