研究課題
挑戦的萌芽研究
生薬は医薬品原料であることから安定した品質が要求される。しかし生薬は同時に、原植物の成育の過程では自然環境により、収穫後は人為的な加工条件を経ることにより必然的に品質のバラツキが生じるという性質を有している。すなわち生薬の品質のバラツキを産地間(横断的)および年次間(縦断的)で比較することの可能性を検討し、これにより「等級」分けの指標となる品質評価の要素および数値を設定することを試みた。金沢大学で試験栽培を進めている重要漢方生薬4品目(当帰、芍薬、地黄、麻黄)を中心に品質を調査した。
薬用植物学、生薬学