代謝に重要なRNA結合タンパク質のスクリーニングを行った結果、FGF21およびPGC-1αレポーターを上昇させるZF-1を同定した。ZF-1ノックアウトマウスを作製し高脂肪食による肥満モデルを行った結果、ノックアウトマウスの体重増加が減少し、ZF-1が代謝に関与している可能性が示された。またルシフェラーゼ遺伝子の3’-UTRに約5000の全長cDNAを挿入したレポーターライブラリーを用いて転写後制御因子の標的遺伝子をスクリーニングするシステムを開発し、ZF-1の標的遺伝子解析を行い、ZF-1が炎症性サイトカインの発現を促進することを明らかにした。
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