細胞の生と死(細胞容積調節とアポトーシス)の両面に関わるvolume-sensitive outward rectifying (VSOR) anion channel(VSORアニオンチャネル)の分子実体の全容を解明するための細胞生理学的・分子生理学的研究を行った。 その結果、VSORチャネルの構成分子として、SSNK-1(仮称)が関与していることを明らかにした。SSNK-1は、原形質膜の膜マイクロドメインにおいて、LRRC8Aと相互作用することでチャネル機能を発揮し、細胞容積調節機構に関与するものと考えられた。一方、SSNK-2とSSNK-3は、チャネル構成分子ではなかった。
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