研究成果の概要 |
血球貪食症候群は一般的に免疫制御機構の破綻した病態として捉えられている。しかしながら、2013年、感染症マウスモデルにおいて血球貪食による免疫調節機構の存在が報告された(Ohyagi H, et al. Immunity 2013 )。一方、我々はこれまでの研究において免疫B細胞特異的VEGF-A過剰発現マウスにおける免疫寛容誘導の存在を報告してきた(J immunol, 2010)。今回この非感染症マウスモデルのリンパ節において血球貪食が観察され、感染状態のみならず、非感染状態における血球貪食と免疫調節機構の機能的関連の存在を明らかにするとともに、性差および加齢の関連を示唆するデータを得た。
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