抗myelin associated glycoprotein (MAG) 抗体関連ニューロパチーにおける血液神経関門(BNB)破綻の病態を解明することを目的とし、in vitro BNBモデルを作成して解析を行った。本疾患患者IgM抗体は内皮細胞のバリア機能を低下させ、BNBを構成する内皮細胞・周皮細胞にmyelin protein zero(MPZ)やperipheral myelin protein 22 (PMP22)が認められた。抗MAG抗体はBNBを構成する内皮細胞・周皮細胞に存在するHNK-1エピトープを有する分子を標的としてBNB破綻に関与する可能性が示唆された。
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