2016 年度研究成果報告書

骨髄赤芽球造血ニッチの解明

研究課題

研究課題/領域番号	15K15359
研究種目	挑戦的萌芽研究
配分区分	基金
研究分野	血液内科学
研究機関	筑波大学
研究代表者	千葉滋筑波大学, 医学医療系, 教授 (60212049)
連携研究者	小原直筑波大学, 医学医療系, 教授 (70422178)
研究協力者	錦井秀和坂本竜弘 Luan Cao Sy
研究期間 (年度)	2015-04-01 – 2017-03-31
キーワード	骨髄ストローマ / 赤芽球 / nestin / NOTCH / Rbpj
研究成果の概要	遺伝子改変マウスを用いて、骨髄中で造血を助ける細胞について解析した。骨髄中の特定の非造血細胞（nestin発現細胞）において、細胞内の特定のシグナル系統が働かないようにすることで、骨髄における赤血球造血が障害されることが明らかになった。この原因は、nestin発現骨髄非造血細胞に異常が生じた結果、骨髄局所においてマクロファージと呼ばれる赤血球造血を助ける細胞からインターロイキン６という物質が過剰に分泌されるようになり、これが赤血球造血に悪影響を及ぼすためであることが明らかになった。
自由記述の分野	血液内科学