2016 年度研究成果報告書

新規人工ウイルスによるDDSとmicroRNA制御による膵癌治療の新展開

研究課題

研究課題/領域番号	15K15498
研究種目	挑戦的萌芽研究
配分区分	基金
研究分野	消化器外科学
研究機関	九州大学
研究代表者	永井英司九州大学, 医学研究院, 准教授 (30264021)
研究期間 (年度)	2015-04-01 – 2017-03-31
キーワード	Pancreatic cancer / microRNA / miR-5100 / podcalyxin (PODXL) / CD110
研究成果の概要	膵癌肝高転移株を作製し、網羅的解析から肝転移に関わるmicroRNAとしてmiR-5100を同定し、さらにその標的分子としてpodocalyxin(PODXL)を特定した。PODXLの強制発現実験、膵癌組織の免疫組織化学染色から、PODXLが膵癌の治療標的となりうる可能性を示した。また、膵癌細胞に特異的な表面抗原としてCD110を同定し、人工ウイルスを腫瘍細胞特異的に輸送する際の表面マーカーとして利用可能である可能性を示した。
自由記述の分野	医歯薬学