研究課題
挑戦的萌芽研究
セツキシマブは頭頸部癌に対して保険適応が認められた日本で唯一の分子標的治療薬であるが、心毒性や皮膚毒性など副作用がしばしば治療の妨げになっている。今回、我々はmicroarray による網羅的遺伝子解析と遺伝子パスウエイ解析により心毒性遺伝子パスウエイを同定した。このパスウェイについて遺伝子発現を効率良くコントロールする薬剤を明らかにし、in vitroおよびin vivoで抗腫瘍性を減弱せずに心毒性を抑制する方法を明らかにした。
医歯薬学