研究課題
挑戦的萌芽研究
東南海トラフ地震に,艱難を超えてきた先人の英知を生かすべく,自己完結型コミュニティー形成を促すレジリエンスモデルを構築する。ハンセン病回復者の体験から1)自給自足の生活防衛,2)苦境を乗り切る人間的逞しさ,3)難局を乗り切る知恵者の集結,4)自主自衛の組織形成,5)弱者を守る相愛互助の思想と互助システム,6)外からの支援を勝ち取る闘い,7)生き延びる代償を払わなくても済む救済システム,圧倒的な暴力に晒された傷病兵の体験から8)風評被害を避けるための転地,飢饉や災害を越えた江戸民衆の英知として9)被災後の再興に向けた外部資源の導入,10)後世に語り継ぐ方策が抽出され,これらをモデルの骨子とした。
基礎看護学