研究課題/領域番号 |
15K16012
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
認知科学
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研究機関 | 新潟国際情報大学 |
研究代表者 |
伊村 知子 新潟国際情報大学, 情報文化学部, 准教授 (00552423)
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研究協力者 |
友永 雅己 京都大学, 霊長類研究所, 教授 (70237139)
白井 述 新潟大学, 人文学部, 准教授 (50554367)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | アンサンブル知覚 / チンパンジー / 比較認知科学 |
研究成果の概要 |
大域的な視覚情報処理の能力が、どのようにしてヒトで特に進化してきたのかについて、比較認知科学の視点から検討した。近年、ヒトでは、複数の対象の色や大きさ、表情などの「平均」を瞬時に抽出するしくみが報告されてきた。しかしながら、ヒト以外の霊長類や鳥類では、大域的な処理よりも局所的な処理を優先する傾向が見られてきた。一方、本研究は、ヒトに最も近縁な動物であるチンパンジーも、複数の円の大きさの「平均」を知覚することを示した。ヒト以外の動物で初めて、視覚情報の統計的な性質を利用した大域的な視覚情報処理が存在することが明らかにされた。
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自由記述の分野 |
比較認知科学
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