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2018 年度 研究成果報告書

ライフスタイルを考慮した運動パターンの違いによる腸内フローラの比較

研究課題

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研究課題/領域番号 15K16175
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 家政・生活学一般
研究機関静岡大学

研究代表者

竹下 温子  静岡大学, 教育学部, 准教授 (10412850)

研究協力者 堀内 正久  
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワード長期習慣的運動 / ライフスタイル / 腸内細菌叢 / 4門
研究成果の概要

本研究は、ライフスタイルを考慮した運動パターンを4群に分け、(運動(Ex)群,運動→非運動(ExS群)、3日置き運動(ExA)群、非運動→運動(SEx)群)、非運動群(Se)と比較し、腸内細菌叢の変化を探った。運動は自発運動とし、24週間飼育した結果、体重増加率、白色脂肪量はEx,ExA群で有意に低値を示し、赤筋重量はExA群とSEx群で有意な増加が認められた。更に腸内細菌叢の変化が認められた群はExA群とSEx群であった。これらのことより運動の負荷量が腸内細菌叢の変化に関わっている可能性が示唆された。今後、どの運動パターンがより腸内細菌叢を介した健康に影響するか探っていく。

自由記述の分野

予防医学, 栄養学,生活科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

運動の効果については、げっ歯類でも多くの研究がなされているが、そのほとんどは短期間の運動の効果で、急激な運動による体の応答に対する報告である。我々が既に報告した長期の習慣的運動は、24週(6か月)であり、12週目から運動量が一定を示すようになった。これは運動が、体に順応(習慣化)した結果であり、この地点での生体応答や代謝系を観察することが、長期の習慣的運動の効果を評価するのに重要である。さらに腸内細菌叢の変化には多くの要因が関与しており、運動そのものの効果を探るには、ヒトでは難しい。我々はストレスの少ない長期の習慣的自発運動モデルを確立しており、長期の習慣的運動そのものの効果を報告できる。

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公開日: 2020-03-30  

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