卵白アレルゲンの1つであるオボアルブミンに対する酵素免疫測定法の高感度化では、市販されているELISAキットと比べて650倍高感度(蛍光法)に検出できることが可能となった。酵素免疫測定法の高速化では、固相に磁気ビーズを用いること、および蛍光法より短時間で酵素を検出できる化学発光法を用いることで一部の測定操作で大幅な時間の短縮化が可能となった。しかし、抗原と標識抗体からなる免疫複合体を形成させる時間と化学発光法による測定感度の低下(ELISAキットと比べて20倍は高感度)がみられたことから、さらなる改良が必要となった。
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