研究課題
若手研究(B)
福島第一原子力発電所の事故から数年たったが、消費者は福島の食品の安全性に懸念をもっていると言われている。行動免疫システム理論によれば、罹患の懸念が高まると、リスク回避的な認知・行動が促進される。本研究はこの理論にもとづき、消費者の罹患に対する懸念が福島の食品の回避を促進する可能性を検討した。加えて、消費者の懸念を払拭するために現在実施されている情報提供が必ずしも有効ではない可能性を検討した。実験の結果、これらの仮説は支持された。
社会心理学