2種類の異なる金属で構成される二元金属コアーシェル型ナノ粒子は、金属ナノ粒子の中でも特に触媒活性が高いことが知られている。液相中における金属イオンの還元によるナノ粒子作製は、コアおよびシェルとなる金属がイオン化傾向に依存しており、その順序を入れ替えた粒子を作製するには煩雑な操作を必要とするなど、ナノ粒子作製の自由度は低い。本研究では、液相中における金属イオン還元法とは異なる気相合成法を用いて、イオン化傾向の影響を受けないコアーシェル型ナノ粒子の簡便な作製法を確立することを目的とした。電気炉を2台連結させ金属を蒸気化し、不活性ガスを通すことでナノ粒子を作製することが出来た。
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