LHC-Run2で重心系エネルギー13TeVのデータを用いて、ヒッグス粒子がボトムクォークに崩壊するモードの探索を行なった。2016年までにATLAS実験で蓄積した約36/fbの陽子陽子衝突データでヒッグス粒子がウィークボソンと随伴生成される事象を探索し、発見感度約3.6σでヒッグス粒子がボトムクォークに崩壊するモードを世界で初観測した。また、信号強度を測定し標準模型の予言値と無矛盾な値を測定した。 次世代マイクロパターンガス検出器として有望なマイクロRWell検出器を2次元読み出しが出来るように設計・製作して実際に信号を観測した。
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