アルミニウム合金板A5182-O材の室温から300℃における応力緩和試験を実施し,室温および100℃では予ひずみ時には応力‐ひずみ曲線に差が生じないが,100℃では顕著な応力緩和を示すことを明らかにした.また,300℃では応力がほぼ消滅することを見出した. 続いて,温間二軸引張試験により等塑性仕事面を観察し,室温ではvon Misesに近く,300℃ではTrescaに近づくことを明らかにした. 最後に温間張出試験により成形限界線図を取得し,温度上昇に伴い成形限界が向上するが,成形速度の影響は小さいことを示した.
|