研究課題
若手研究(B)
逆解析を援用することで,設計仕様の変更に応じて電池の各構成部材の挙動をシミュレートできる構造解析システムの構築を試みた.具体的には,各連成問題に対する解析シミュレータと逆解析コードを製作し,本解析システムの解析精度の検証と逆解析に利用可能な物理量の選定を行うための種々の実験を実施した.その結果,適用範囲は母材と電極材がそれぞれ均質材で,温度分布がほぼ一様であると仮定できる場合に限られるが,各部材の変形をミリメートルオーダーで運用する上では十分な解析システムを構築できた.
機械材料・材料力学