研究課題
若手研究(B)
本研究ではらせん構造に希土類を導入した結晶とガラス相とで構成される新しい磁気光学ガラス材料の研究開発を行った。磁気光学機能は希土類濃度で大きく異なり磁場あたりの回転能力は希土類濃度が高いほど大きな性能値を引き出すことがわかった。一方、濃度増加は光学材料である結晶ガラスの透明性を著しく低下させるとため、適切な濃度条件として5mol%程度で行うことが重要だとわかった。光透過性を維持し希土類の光吸収を確保できる透明ガラス試料を作製し、磁場に強く依存した明確な磁気光学旋光を初めて観測した。
無機化学