研究課題
若手研究(B)
近年、電子機器等の低温廃熱が貴重なエネルギー資源の一つとして認められるようになった。これらの熱を効率良く回収・再利用するために、新たな熱輸送材料・構造が求められている。本研究では、高速熱輸送を可能にするスピン熱伝導結晶と、ファイバー化などの形態性制御に優れるガラス、結晶化ガラス、またはナノ結晶膜の組み合わせに着目し、新規熱マネジメント材料の開発をおこなった。その結果、結晶化ガラスとしては最高の熱伝導率を示す材料の開発、及び、レーザー光によるスピン秩序化を利用した熱輸送路の形成に成功した。
無機材料