研究課題
若手研究(B)
二酸化チタンをモデル物質として異常高原子価元素の発現条件について精査した。大気圧下と超高圧下における合成実験の比較、共添加を行った実験などから、異常高原子価元素発現のためには、母材として添加元素よりも高い価数を持つ物質を選び、価数の低下を招く酸素空孔の形成を妨げることが重要であるとわかった。そのための手段として、封入、超高圧下における合成、母材よりも高い価数の元素の共添加が有用であると結論した。
工学