研究課題
若手研究(B)
光透過性樹脂を用いた新しいレーザ合金化プロセスにより,金属表面の耐摩耗性の向上を目指した.レーザ光を透過する樹脂を金属表面に密着させ,樹脂の上からレーザを照射すると,樹脂の熱分解で生じた炭素と溶融金属が樹脂の界面において反応し,硬質な炭化物を含んだ合金層が生成されることを明らかにした.レーザ照射条件の最適化により,高い体積率で炭化物が分散した均一な合金層が形成され,良好な耐摩耗性を示した.
レーザ加工