研究課題
若手研究(B)
多発性硬化症は自己免疫が関与する中枢神経系の脱髄疾患であるが、中枢神経系の細胞の病態への関与については未だ不明な点が多い。本研究では中枢神経系においてアストロサイト特異的に発現する分子Ndrg2に注目し、同分子を介したアストロサイトの多発性硬化症病態への関与と、その分子メカニズムの解明を行った。その結果、アストロサイトNdrg2は運動ニューロンのダメージを調節することで麻痺症状に関与し、多発性硬化症の病態形成に寄与することが明らかとなった。
神経化学・神経薬理学