研究課題
若手研究(B)
本研究では、記憶形成過程や加齢性記憶学習能力の低下におけるα2アンチプラスミン(α2AP)の役割を解明することを目的とした。α2APが記憶の獲得および維持に関与していることや、α2APにより制御される記憶形成機構に関与する分子を見出すことができた。さらに、加齢に伴う脳内におけるα2AP量の増加が記憶学習能力の低下を引き起こしている可能性が示唆された。本研究で得られた成果は、認知症の新しい治療戦略へのアプローチにつながると考えている。
神経薬理学