研究課題
若手研究(B)
がんの転移過程において、上皮間葉転換 (EMT) と間葉上皮転換 (MET) は重要なステップである。様々なEMTのメカニズムが報告されているが、間葉系の表現型を維持する機構については不明な点が多い。今回我々はHippo pathwayの構成因子であるLATS1キナーゼが、高悪性度の間葉系様乳癌細胞 (MDA-MB-231細胞) において、ZEB1のS939をリン酸化し、E-cadherin (上皮マーカー) の発現を抑制することで、間葉系の維持を促進することを明らかにした。
総合生物