研究課題
若手研究(B)
新反応剤開発および創薬研究のスキャフォールド(共通構造、足場)として注目しているピペラジノン誘導体を基盤とする新規な不斉触媒の合成開発を目的とし詳細に検討した。その結果、第一級アミノ基を有するピペラジノン誘導体がヒドロキシアセトンとp-ニトロベンズアルデヒドの不斉アルドール反応を触媒することを明らかにした。さらに、第三級アミノ基を有するピペラジノン誘導体触媒下に、σ対称環状炭酸エステルのベンジルアルコールによる不斉非対称化反応が進行することを見出した。
有機化学