研究課題
若手研究(B)
5種類の芳香族炭化水素類(Ahs、親電子物質前駆体)、5種類の単環キノン体(AhQs)および7種類の二環AhQsを用いて、親電子性に起因するタンパク質修飾能を有する化合物においてCYP1A1の誘導が認められること、およびそのCYP1A1誘導が芳香族炭化水素受容体(AhR)依存的であることを明らかにした。AhRを活性化しないとされてきた単環および二環AhQsによるAhR活性化を介したCYP1A1等の第一相薬物代謝酵素の誘導は、環境中化学物質暴露による健康リスクのひとつであることを示唆している。
環境生物学