研究課題
若手研究(B)
足細胞の高度な突起構造は糸球体濾過バリアの形成に重要な役割を果たしている。この突起構造は発生初期の単純な細胞から形成され、病態時には退縮し扁平な突起に再構築されることが知られている。しかし、足細胞の複雑性や培養下で突起構造が再現されない等の理由から、突起の形成・退縮がどういった形態的プロセスを経て進行するのかは不明なままである。本研究では新規の三次元電子顕微鏡技術(ブロック断面SEM観察法)を活用し、足細胞における突起形成・退縮過程を三次元的に明らかにした。
解剖学、三次元超微形態解析