炎症性腸疾患(クローン病・潰瘍性大腸炎)の多くは時間経過とともに治療抵抗性となることが知られている。その治療抵抗性のメカニズムについては未だ明らかになっていない。そこでステロイド抵抗性,Infliximab抵抗性がCD4+ Effector Memory T CellのDNA methylation分布と関連があるか検討した。手術を施行された活動期CD13例、活動期UC 5例を対象とした。解析対象である61遺伝子領域のDNA methylationをarrayを用いて定量し比較を行った。ステロイド抵抗性、抗TNFα製剤抵抗性との関連について、有意な関連を認めることができなかった。
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