パーキンソン病の非薬物治療としての磁気刺激療法に関する研究を行い以下の成果を得た。歩行障害について客観的な測定系を確立し早期の患者さんでもあるパラメータに異常が出ることを発見した。磁気刺激による効果はばらつきが大きいためより効果的な刺激方法を探索を試みた。即ち、単一部位刺激でなく多数部位刺激や、脳の賦活状態を変えて刺激するなど様々な方法を試みたがこれまで以上に効果が出る方法は見出すことができなかった。この原因を探索するためにも磁気刺激で何が刺激され、どのように効果が出るのかという科学的疑問に答えるための研究も行った。その結果、刺激する強度を微調整することでよりよい効果出ることを見出した。
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