うつ病の薬物治療における効果は個人差が大きく、薬が効きやすい人、効きにくい人、適量といったものはよくわかっていなかった。本研究では、どういった人に効きやすいか、どういった薬の使い方が適切かを様々な観点から調べた。その結果、特定の性格傾向や遺伝子を持つなどの特徴がある場合、少なめの薬の方がよりよい効果を得られることが明らかになった。また、どのくらい体に効いているかをみる血中濃度という指標についても見つけることができた。 これらを基にした治療がどれだけ有益かを確認し、よりよいうつ病治療を目指していく。
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