研究課題
若手研究(B)
脂肪組織由来間葉系幹細胞(ADSC)を用いて放射線性唾液腺障害の回復をはかることを第一の目的とした。最初に放射線性唾液腺障害モデルマウスの作成を行い、照射線量依存性に唾液分泌低下が起こることを確認した。放射線照射後に唾液腺へADSCの投与をしても唾液分泌低下の改善はみられず、当初の予想とは反したものの、唾液腺障害の一因として神経障害の可能性を予想外に見出した。今後は神経障害の観点からの唾液腺機能改善の研究をしていきたいと考えている。
放射線科学