2016 年度研究成果報告書

脊髄虚血再灌流障害を軽減させる細胞外microRNAの探索

研究課題

研究課題/領域番号	15K19921
研究種目	若手研究(B)
配分区分	基金
研究分野	心臓血管外科学
研究機関	山口大学
研究代表者	上野耕司山口大学, 医学部附属病院, 助教 (30736070)
研究期間 (年度)	2015-04-01 – 2017-03-31
キーワード	細胞外microRNA / エクソソーム / 虚血プレコンディショニング
研究成果の概要	C57BL/6マウスの下肢に対する虚血プレコンディショニングは、エクソソームに含有されているmicroRNAの中で、VEGFを標的遺伝子とするmiR-762と miR-3072-5pの発現を減少させて、血液中のVEGF濃度を一時的に上昇させた。虚血プレコンディショニングはCD34陽性骨髄細胞におけるmiR-762と miR-3072-5pの発現を減少させた。これらの結果から、虚血プレコンディショニングが、CD34陽性骨髄細胞におけるmiR-762と miR-3072-5pの減少による血液中のVEGF濃度上昇が、脊髄虚血再灌流障害を軽減させている可能性が示唆された。
自由記述の分野	microRNA