研究課題
若手研究(B)
鼻性NK/T細胞リンパ腫は、EBウイルス関連腫瘍であり、予後不良な悪性リンパ腫である。患者血清を用いて、EBウイルスmiRNAの網羅的解析を行った結果、miR-BART2-5pが高発現していることが確認された。血清中miR-BART2-5pは、治療により低下し、病期進行例において有意に高値であった。さらに血清中miR-BART2-5p高現群は、有意に予後不良であった。以上から血清中miR-BART2-5pは、鼻性NK/T細胞リンパ腫において有用なバイオマーカーになりうる可能性が示唆された。
頭頸部外科学