筋活動の持続による疲労・疼痛の解明を行うために,HDC活性を指標とした筋活動モデルを定義し,筋活動の程度による慢性疼痛発現因子としてのIL-1β-HDC-ヒスタミンのメカニズムの解明を行うことを目的とした.強制歩行実験の結果、IL-1-KOマウスの方が脱落するマウスが多かったが,HDC活性に有意な差は見られなかった.低強度の電気刺激によるHDC活性において,優位な差は得られなかった.強制歩行後のvon Frey 試験による実験では有意な差は得られなかった.NGFを咬筋投与2時間後には咬筋筋活動に大きな差は見られなかったが、1日後には咬筋筋活動が低下する傾向が見られた.
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