ブラックステインと歯周病菌との関連と関与の解明を行っていた。歯冠色と歯周病菌と色素沈着の関連として、プラークよりDNAを抽出し、PCRにて歯周病菌の発現を確認した。歯冠色の有無と歯周病菌の保菌の違いを検討した(J Dent Sci Ther.2016)。色素沈着に関連する唾液ペプチドの検索として、ブラックステインを有する口腔内の唾液の網羅的検索を目的とし、iTRAQ試薬を用いたタンパク質発現・相対定量解析を外注委託した。現在は、解析結果の分析と、その結果を基にして唾液中のヒスタチンを中心としたウェスタンブロッティングを行っている。今後は、研究結果をまとめ、国際誌への論文掲載を目指している。
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