目的は、慢性透析看護の実践能力評価尺度の開発である。透析時のケア、腎代替療法の導入・非導入・変更のサポート、セルフケア支援、がんをかかえる患者・家族のサポート、療養の継続に支援を要する患者の支援体制整備、業務管理への参画を含む質問紙(63項目)を透析看護認定看護師221名に配布、121部の有効回答を得た(有効回答率54.8%)。因子分析の結果、「安全な慢性透析を提供する力」、「合併症を抱えた慢性透析患者の療養生活をサポートする力」、「慢性透析導入・中止および継続をサポートする力」の3因子37項目の尺度とした。累積寄与率59.58%、Chronbachα係数は0.973であった。
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