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2018 年度 研究成果報告書

ラオスにおける母乳育児自己効力感向上プログラムの開発

研究課題

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研究課題/領域番号 15K20729
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 生涯発達看護学
研究機関東京大学

研究代表者

名西 恵子 (大塚恵子)  東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 講師 (40570304)

研究協力者 VANLASY Chanthida  
KOUNNAVONG Sengchanh  
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワード母乳育児 / 母乳育児自己効力感 / ラオス / 介入研究 / 赤ちゃんにやさしい病院
研究成果の概要

ラオス国ビエンチャンの赤ちゃんにやさしい病院にて出産した392名の初産婦を対象として母乳育児自己効力感を向上させる介入の効果を検討した。介入群の女性には通常のケアに加えて、トレーニングを受けた助産師または看護師による個別のカウンセリングを行った。カウンセリングは母乳育児自己効力感を向上させることを目的として、退院前に対面で、産後1週、3週、9週に電話で行った。経腟分娩の場合、介入群は産後14週までの母乳育児自己効力感が対照群に比べて有意に高かった。また、分娩方法に関わらず介入群では産後3日間母乳のみで育てる率が高く、経腟分娩では産後6週まで母乳のみで育てる率が高かった。

自由記述の分野

国際保健、母子保健

研究成果の学術的意義や社会的意義

ビエンチャンでは大半の女性が世界保健機関の推奨に則った授乳ケアを行う「赤ちゃんにやさしい病院」で出産するが、母乳率は低い。本研究では、ビエンチャンの「赤ちゃんにやさしい病院」で母乳育児への自己効力感を向上させるプログラムを初めて開発し、母乳率を上げる効果のあることを見出した。これまで、母乳育児自己効力感を向上させる介入は先進国でのみ試みられてきたが、より広く適応できる可能性を示した。

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公開日: 2020-03-30  

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