低出生体重児の家族支援において、保健師は、家族との信頼関係を築くこと、個別性に応じた関わり、必要な社会資源づくり等の専門的な知識と高い技術が求められる。本研究の基礎調査より、低出生体重児支援は、ケースマネジメント能力と関係し、特に経験の浅い保健師にとって難しいものとなることが推測された。よって、教育プログラムは、新任期の保健師を対象とし、基礎知識、母親の思いや経験、社会資源開発の実例等を取り入れた内容とした。本教育プログラムは、低出生体重児を育てる家族に特徴的な課題や具体的な支援を学ぶ内容となっており、新任期の保健師の低出生体重児を育てる家族支援の質の保証と支援技術の向上に寄与すると考える。
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