実解析学での研究成果は、maximal Riesz 平均と関連する作用素の sparse bound を得たことである。Maximal Riesz 平均は、Kakeya 予想と深く関連するものであり、そのことが本研究の動機である。Sparse bound とは、近年、この分野で注目されている評価の方法の一つである。 偏微分方程式での研究結果は、主に非圧縮粘性流体の解の定量的解析である。実解析的手法を用いて、ある種の端点評価を応用したものや、よい性質を持たない領域上での Stokes 作用素の解析が挙げられる。
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