研究課題
若手研究(B)
本研究計画では,安定な分子骨格構造を示す多核金属錯体を研究対象に選び,元来の配位飽和構造を反応性の高い配位不飽和構造へと誘導する合成手法の新規開拓を目指した.その結果,発光性金(I)二核錯体カチオン([Au2(dppm)3]2+)の加熱による固相配位子脱離反応と球状ロジウム(III)-亜鉛(II)八核クラスターカチオン([Rh4Zn4(aet)12O]6+)への過剰量の配位子添加によるロジウム引き抜き反応という2つの新規反応を見出した.
錯体化学、超分子化学