(1)5%エライジン酸を負荷し、血中濃度を測定したところ、負荷により血中エライジン酸が非負荷群に比べて約100倍上昇していることが確認された。すなわち、経口投与負荷により実際に血中濃度が上昇し、体内に取り込まれることが確認された。 (2)エライジン酸負荷およびコントロールとしてオレイン酸負荷を4週間の後に、下大静脈結紮をエライジン酸(n=10)、オレイン酸(n=10)で行った。周術期に予想に反してN=6のマウスが死亡してしまった。そのためか、エライジン酸負荷により血栓サイズが上昇しているような傾向があるように思われたが、統計学的有意差は認めなかった。現在、再度、N=10づつで負荷を行っている。
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