1.面接調査について:1都道府県にある総合病院3施設の内、子育て中であり、現在病棟に勤務している看護師・助産師計13名を対象とした面接調査を実施した。得られたデータの分析にはMAXQDA12を使用した。また、分析内容について、面接調査の協力を得た施設以外に所属する都道府県の総合病院に勤務する看護管理者からスーパーヴァイスを受けて内容を修正した。更にシンガポールで行われた22nd East Asian Forum of Nursing Scholarsにおいて国外の看護職者の子育て支援状況について情報共有を行った. 研究結果の一部については、令和2年度に島根県で行われた日本医学看護学教育学会において発表した。 2.質問紙による調査と活動量計を用いた調査について: 質問紙による調査と活動量計を用いた調査については、平成29年に横浜で行われた日本睡眠学会にて実際に医療従事者に活動量計を用いて調査を行った研究者に対して、活動量計を妊産婦に用いることや、仕事内容から、医療現場において活動量計を着脱することでの結果への影響について話し合い、調査の実施可能性についての示唆を得た。しかし、臨床での活動において装着部位からくる支障や、予定していた実施協力施設との調整から実施が困難であり、実施可能性が低くなってしまった。そのため今研究については面接調 査での結果をまとめることを中心に実施した。
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